“白馬大雪渓”入口付近から”白馬岳”を見る。朝6時の贅沢な景色。
冒険心くすぐる険しくそびえる名峰。
異世界へと誘う夏の大雪渓。
サンショウウオの住む火山湖。
今回は、まっさんの”白馬岳”(しろうまだけ)登山の足跡をご紹介します!
“白馬岳”ってどんな山?
“白馬岳”山頂を眼前に望む。
”白馬岳”は、長野県、富山県、新潟県の3県にまたがる、標高2932mを誇る、北アルプスを代表する山で、日本百名山の一座です。
日本三大雪渓の一つ”白馬大雪渓”をはじめとし、豊かな高山植物の群落地、火山堰止湖”白馬大池”など、多くの魅力を秘め、登山者から絶大の人気を誇っています。
まっさんの”白馬岳”縦走登山
今回は、”白馬岳”の2つの代表的な登山道「猿倉荘ルート」「栂池自然園ルート」を組み合わせ、「猿倉荘~白馬大雪渓~白馬岳~白馬大池~栂池自然園」縦走登山をしました!
今回の登山ルート。引用:YAMAP
*YAMAPの記録はこちら
“猿倉荘”。朝5時でも多くの登山者が見られ、登山前の準備をしていました。
“猿倉荘”横から登山道に入る。ワクワクが止まらない。
はじめは、林道を進みます。左手は”白馬鑓(やり)温泉”方面のルートですが、土砂崩れのため通行止めになっていました。
朝日に照らされる”白馬岳”を眺める。最高の青空と朝の新鮮な空気で身体も目覚めてきた。
背後には太陽が昇り、雪渓から流れる川を見事に照らす。
いざ”白馬大雪渓”へ!
今年は雪が少ないとのこと。高知出身のまっさんには夏でも残雪があること自体驚き。緑・青・白。自然の織りなす色は何て純粋で美しい。
“白馬尻小屋”は建ってすらいませんでしたが、大雪渓と太陽の最高の眺望所でした。
“白馬大雪渓”。
多くの人がここでアイゼンを履き、雪渓へと繰り出して行きます。ガスの気配もなく、スカッと晴れ渡る絶好の雪渓登り日和。
歩き始めてすぐにクレバス。油断なりません。
“白馬杓子岳”を左上方に見ながら雪渓を登って行きます。今回は軽アイゼンを使用しましたがちょうどよかったです。アイゼンなしで歩いている人は、案の定よく滑っていたのですぐに追い抜きました。
太陽が背中を押してくる。雪渓登山は涼しく快適。
四国山地縦走中に枝が刺さって肩に穴が開いたシャツ。故意ではありません。
峰々が大きく見えてきた。一歩一歩雪渓を踏みしめ、登山できる嬉しさを噛みしめる。
雪渓の途中、何度も振り返り見た絶景。
雪渓セクションを終えると、”ミヤマキンポウゲ”のお花畑に突入。
雪渓の後は、岩がゴロゴロしたセクションに入りやや苦戦。左には”白馬杓子岳。
“キオン”の花。
“白馬岳頂上宿舎”手前。かなり登ってきた。
避難小屋。みなさん休憩小屋としてご利用。
遠くに見えるのは”戸隠妙高国立公園”の山々だろうか。
“オニユリ”も鮮やかな色を添える。
何度も振り帰ってしまう。梅雨明けの待ち焦がれた景色に見惚れる。
“白馬岳頂上宿舎”手前の最後の登りは階段。一歩一歩ゆっくり歩き、青空を楽しむ。
左に”白馬杓子岳”、右に”白馬鑓ヶ岳”がはっきり見え、残雪の白、地を覆う緑、青空が素晴らしい眺望を生み出す。
“頂上宿舎”が見えた。雪渓後の登りはなかなか登り応えのあるセクションだった。
“山頂宿舎”を眼下に一枚。あー、泊まりたい。
“旭岳”。稜線に登ると、この迫力ある峰が眼前に。
遠くに北アルプスの峰々。まっさんは未知の領域でまだ山座同定できない。
“白馬山荘”が見えた。今回は、お手洗いをお借りしました。(100円)トイレは非常にきれいでスタッフの方も親切で感じが良く、気持ちが良かったです。山でお手洗いを借りることができるのは、本当に有り難いことです。
山頂までの最後の登り。
“白馬岳”山頂。2932m 多くの人が撮影しあっていました。
山頂に着くやいなや、南側からガスが昇ってきた。最高の眺望が見られて感謝。
山頂から今日の縦走路を一望。遠くに”小蓮華山”が見える。
“白馬岳”を振り返る。カッコ良い。
左に”旭岳”、奥には日本海が見える。
“リンドウ”の仲間。
雄大な稜線が果てしなく伸びる。
“鉢ヶ岳”と”長池”。
“小蓮華山”を目の前にし、ガスが立ち込めてきた。この日、白馬村方面からは山々が見えなかったとのこと。山頂付近はこの絶景。
“小蓮華山”は目の前。北アルプスの登山経験が少ない中、今回の縦走ができるか少し不安がありましたが、天気にも恵まれ、ここまで来たら縦走達成できると確信しました。
“小蓮華山”山頂。
山頂からは”白馬大池”が見える。
“コバイケイソウ”の花が道に彩を与える。
“船越ノ頭”目前。
“船越ノ頭”山頂。
“ヤマハハコ”。ドライフラワーのような質感。
“白馬大池”と”大池山荘”が見えてきた。湖畔でのんびりしたい。
“大池山荘”。
多くの登山者で賑わっていました。湖を眺めながら一日のんびり過ごすにはもってこいのロケーション。
どれくらい歩いただろうか。さすがに疲れ、湖畔で昼食。ガスが立ち込め、より一層神秘的な景色に一変。
サンショウウオさん。
大池を最後に振り返る。
“栂池自然園”までへはこの小さな雪渓が一か所。距離が短いのでみなさんアイゼンなしで慎重に通過。
雪渓を過ぎると、”栂池自然園”の木道が見え始める。
ガスに覆われ見えない楽園で過ごした最高の時間の余韻に浸りながら、冒険が終わることに寂しさを感じながら、自然園内を進み、ゴール。
“白馬岳”登山まとめ
所要時間:約9時間半(YAMAPコース参考タイム総計)
*まっさんはゆっくり歩く方ですが、休憩も含めて参考タイムであるくことができました。
登山口:猿倉荘(約100台 無料駐車場)
トイレ:猿倉荘、白馬山荘、大池山荘、栂池自然園(まっさんが利用した箇所のみ)
*栂池自然園以外はチップ制となっていたので小銭(100円)が必要になります。
注意点:雪渓は例年と比べ雪が少ないということでしたが軽アイゼンは必須です。
まっさんコメント
“白馬大雪渓”にて。四国をメインに登山してきたまっさんにとって、雪渓が登山道上にあることは信じられない光景でした。
まっさんは、今回はじめて”白馬岳”に登りました。遠い、四国に住んでいてもその名は聞いたことがあるという名山の一つで、頭の片隅に「登ってみたい」という気持ちがありました。
個人的に縦走が好きで、体力に自信があったので今回の”猿倉荘~栂池自然園”ルートを縦走することにしました。登山前は初の北アルプス山域の登山ということで少し不安もありましたが、天気に恵まれ、全身で満喫することができました。
“白馬岳”は、日本三大雪渓の一つ”白馬雪渓”、アルプスの峰々の圧倒的な眺望、北アルプス山域で2番目の規模を誇る”白馬大池”など多くの魅力を秘めた名山でした。
この素晴らしい山旅ができたことに感謝し、更に冒険し続けます!
コメント
美しい。登山を疑似体験。ありがとう。